今日は長女を千歳空港で見送る日。
私の姉の葬儀に愛知から来て一週間もいてくれた。
今日の着物は
グレーと黒の縦縞大島
帯は夏野菜模様
そして帯締めは、
姉の形見となった株式会社補償セミナリーの社章だ。
この会社は父が創業し、二代目が姉、
そして3代目が夫。
この社章は私が副社長になった時に
姉から譲り受けた。
今は、私も退職して社員ではないが、
姉が自費で作った金の社章。
大事に使いたいと思っている。
補償セミナリーは全道が仕事場で、
私の担当は樹木庭木の調査で、
姉が師匠だった。
姉も私も本当に全道隈なく現場に行った。
そんな私の気持ちを察したのか
友人が一冊の本をくれた。
題目は建築まち巡りだけれど、
そこには、それぞれのマチの歴史と人々の暮らし、
建物の変遷が著者の感性で綴られていた。
あの町もこのマチも行ったなあ。
あ、襟裳岬には行けなかった〜
こんな風の館があったんだ。
そんな思いで読んだけれど、
北海道巡りをできたのも
補償セミナリーで働いたから。
この本を読みながら
まだ姉を思い出している。